Debian10(buster)でdhcp予約アドレスが振られない
安定性が売りのDebianですが、それ故にメジャーバージョンアップすると結構大きく変わった点などがあってついて行けません。
最近はDHCPでスタティックなIPを振るものなのかな?という思いからRTX830に予約アドレスを登録したところ、なぜか予約アドレスが正しく振らせません。
そんなときのメモ。
原因はbusterになってからクライアントIDとしてduidというものを生成してDHCPに渡しているからでした。
RTX830でshow status dhcpを実行すると(FF) xx:xx:xx: … のようになっていることがわかります。
これまで利用してきている端末は(01) <mac address> になっているはずです。
DHCPスコープ番号: 2
ネットワークアドレス: 192.168.110.0
割り当て中アドレス: 192.168.110.54
(タイプ) クライアントID: (ff) 29 c0 52 da 00 01 00 01 27 8d 6d 96 00 0c 29 c0 52 da
ホスト名: hogehoge
周りの環境に合わせ、ひとまずbuster君にわかってもらう(昔ながらのmacをdhcpに渡す)設定は次の通り。
dhclient.confに次の行を追加します。
send dhcp-client-identifier = hardware;
/var/lib/dhcp にあるリース情報を削除して再起動すると予約アドレスで振られるはずです。
RTX830側のリリースを行うには
dhcp manual release <IPアドレス> とします。